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専門家が解説!放課後等デイサービス開業で失敗しない事業計画書の書き方

監修者

ブロッサムグループ株式会社
代表取締役 福留 忠義

ブロッサムグループ株式会社(ブロッサムジュニア)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める福留 忠義氏。
飲食・営業畑で培った店舗運営と人材育成の経験を活かし、2018年に「ブロッサムジュニア」を立ち上げる。2019年に本格的にフランチャイズ展開を開始。
わずか6年で全国70事業所以上に拡大した成長、「不採算撤退ゼロ」を達成。
2025年6月現在、全国に76 事業所を展開しており、3ヶ年で100事業所増へ拡大することを目指す。
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放課後等デイサービス開業で最重要となる「事業計画書」。融資や指定申請をクリアし、赤字撤退ゼロを目指すには、何をどう書くべきか。この記事では、全国で実績を持つブロッサムが、失敗しない事業計画書の書き方と、必須となる資格・人員計画のポイントを徹底解説します。

目次

放課後等デイサービスの事業計画書とは?

事業計画書は、開業のための「設計図」です。融資や指定申請を通過し、開業後の安定経営を実現する羅針盤となります。質の高い人員計画や現実的な収支予測を盛り込むことで、事業の成功確率を高める、最も重要な書類と言えるでしょう。

開業時に必ず作成すべき理由

事業計画書の作成は、開業における必須事項です。なぜなら、融資(資金調達)と指定申請(行政の許可)の両方で、事業の「継続可能性」と「適法性」を証明する必要があるからです。例えば、金融機関は「この事業で本当に利益が出て返済できるか」を、行政は「人員や設備の基準を遵守し、質の高い療育を提供できるか」を見ています。ブロッサムが支援するオーナー様も、この計画書を徹底的に作り込むことから始めます。公金(98%)を扱う事業として、社会的信用を得るための第一歩なのです。

指定申請・融資で求められる内容とは

申請先によって、重点的に見られる内容が異なります。金融機関は「収益性」、行政は「適法性」を重視するため、両方の視点を持つ計画書が必要です。以下の表で見るべきポイントの違いを理解してください。ブロッサムは、この両方の視点を網羅した計画書作成を支援します。

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提出先主な審査視点重視される項目(例)
行政(指定申請)事業の適法性・質人員配置計画、サービス内容、運営基準
金融機関(融資)事業の収益性・継続性収支計画、利用者予測、投資回収計画

融資と申請を一発で通すには、この両方を満たす必要があります。

計画書が運営の成功率を左右する理由

計画書は、開業後の「運営マニュアル」そのものになるため、成功率を左右します。計画書は、申請して終わりではありません。開業後に「計画通りに利用者が集まっているか」「想定外の支出はないか」を測る「モノサシ」として機能し続けます。特に、質の高いサービス(例:人員の手厚い配置)を計画に盛り込むと、国から「加算(追加報酬)」が得られ、収益に直結します。ブロッサムの「赤字撤退ゼロ」の実績も、この精緻な計画と運営の賜物です。計画の精度が、安定経営の精度となります。

ブロッサム

事業計画書は「融資のため」「申請のため」だけではありません。開業後に道に迷わないための「地図」です。ブロッサムは「赤字撤退ゼロ」の実績に基づき、利益を出し続けるための「勝てる地図」の作成をサポートします。

放課後等デイサービス開設に必要な資格・人員基準

オーナー自身に資格は不要ですが、基準を満たす「有資格スタッフの配置」が必須です。この事業は「人」がサービスの核であり、国が定める人員基準をクリアしなければ指定が下りません。特に「児童発達支援管理責任者(児発管)」の確保が開業の最大の鍵となります。

児童発達支援管理責任者(児発管)の配置要件

児発管は、施設に1名以上の配置が義務付けられる、療育の要です。その役割は、保護者と面談し、お子様一人ひとりの特性に合わせた「個別支援計画」を作成・管理することです。要件は非常に厳しく、福祉・医療分野での実務経験(5年以上など)に加え、指定の研修を修了する必要があります。有資格者の絶対数が少なく採用は困難を極めますが、この児発管がいない限り開業はできません。ブロッサムでは、この最難関の採用ノウハウも提供しています。児発管の確保こそが、人員計画の最優先事項です。

指導員に求められる資格・実務経験

児発管が立てた計画を実行する「指導員」にも、専門性が求められます。人員基準では、定員10名に対し「児童指導員」または「保育士」を合計2名以上(うち1名常勤)配置する必要があります。保育士は国家資格ですが、「児童指導員」は任用資格であり、教員免許、社会福祉士、精神保健福祉士の保有者、または大学の指定学部(社会福祉学、心理学など)の卒業者などが該当します。実務経験(高卒等で2年以上)でも満たせる場合があります。質の高い療育は、こうした専門スタッフの層の厚さで決まります。

看護師など医療的ケアに必要な専門職

医療的ケア(喀痰吸引や経管栄養など)が必要なお子様を受け入れる場合、専門職の配置が必須です。具体的には、看護師、准看護師、または特定の研修を修了した児童指導員などを配置する必要があります。こうした体制を整えることで、重症心身障害児など、より専門的なケアを必要とするお子様を受け入れられるようになります。また、適切な人員配置は「医療連携体制加算」などの追加報酬にも繋がります。事業計画の段階で、どの層のお子様を対象とするかを明確にすることが重要です。

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職種必要な資格・要件(例)最低配置人数(定員10名)
児童発達支援管理責任者(児発管)実務経験+研修修了1名以上
児童指導員 or 保育士教員免許、保育士資格、大学で指定学部卒など合計2名以上(うち1名常勤)
(看護師など)(医療的ケア児を受け入れる場合)必要に応じて配置

資格を満たせない場合の採用・育成のポイント

有資格者、特に児発管の採用は極めて困難なため、「採用」と「育成」の両輪で考える必要があります。経験者採用だけに頼ると、開業スケジュールが大幅に遅れるリスクがあるからです。具体的には、以下の方法があります。

  • 採用
    児発管の「実務経験」要件は満たすが「研修」が未了の人を採用し、法人の費用負担で研修を受けてもらう。
  • 育成
    無資格でも意欲の高い人材を採用し、働きながら保育士資格の取得を支援する制度(キャリアアップ助成金など)を活用する。

ブロッサムでは、こうした採用・育成ノウハウの提供や、本部の研修体制でオーナー様をサポートしています。

ブロッサム

オーナーに資格は不要です。しかし、事業計画書に「誰を(資格)、何人配置するか」を明記できなければ、計画は絵に描いた餅です。ブロッサムは採用ノウハウも提供しますので、資格がない方でも安心して計画を立てられます。

事業計画書で必ず記載すべき6つの要素

失敗しない事業計画書には、必ず含めるべき6つの要素があります。これは「なぜ事業をやるのか(理念)」から「どうやって利益を出すのか(収支)」まで、事業の骨格です。これらが欠けていたり、根拠が曖昧だったりすると、融資も指定申請も通過できません。

STEP
事業の基本方針(理念・ビジョン)

まず「なぜ、この事業をやるのか」という理念(ビジョン)を明確にします。これは、単なるお題目ではありません。競合他社との差別化を図り、採用するスタッフの共感を得るための「核」となります。「地域の子どもの未来を育む」「保護者の最後の砦となる」など、社会貢献性を示すことが重要です。ブロッサムが掲げる「お子様一人ひとりに合わせたオーダーメイド療育の提供」も、保護者やスタッフに選ばれるための明確なビジョンの一つです。融資担当者も、この事業への「情熱」と「大義」を見ています。

STEP
必要資格と人員配置の計画

事業の「質」と「コスト」を決定するのが人員計画です。前述の「人員基準」に基づき、管理者、児発管、児童指導員、保育士などを、常勤・非常勤の別も含めて具体的に計画します。これは指定申請の必須要件であると同時に、支出の大部分を占める「人件費」の根拠となります。ブロッサムでは、国の最低基準を上回る手厚い人員配置を推奨しています。なぜなら、それが療育の質を高め、結果として「児童指導員等配置加算」などの追加報酬(売上)にも繋がるからです。質の高い人員計画が、高収益の鍵です。

STEP
利用者数の予測と根拠

売上計画の土台となるのが、利用者数(稼働率)の予測です。この予測が甘いと、計画全体が破綻します。絶対にやってはいけないのが、開業初月から「定員10名×稼働率100%」といった希望的観測を立てることです。開業後3ヶ月で50%、半年後に80%など、現実的な推移(ランプアップ)を計画すべきです。その「根拠」として、後述する商圏分析(地域の支援必要児童数や競合状況)のデータを添付することが、金融機関や行政を納得させる上で極めて重要になります。リアルな予測こそが信頼の証です。

STEP
サービス内容(支援プログラム)の具体化

利用者に「何を提供するのか」というサービス内容を具体化します。これが事業所の「特色」となり、保護者に選ばれる理由となります。例えば、SST(ソーシャルスキルトレーニング)に特化するのか、学習支援を重視するのか、運動療育をメインにするのかを明確にします。ブロッサムでは、お子様の特性に合わせて「個別療育(1対1)」と「集団療育」の両方を柔軟に組み合わせるスタイルを強みとしています。このプログラム内容は、児発管が作成する「個別支援計画」の土台となり、事業所の専門性を示す重要な要素です。

STEP
売上計画と報酬体系の理解

売上計画は、この事業のキモである「介護給付費(公金)」の報酬体系を正しく理解することから始まります。売上は「基本報酬」に加え、専門職の配置や良質なサービス提供によって得られる「加算」、逆に基準違反による「減算」で構成されます。ブロッサムの高収益モデル(月100万以上)の秘密は、この「加算」を漏れなく取得するノウハウにあります。良いことをすれば報酬が増える仕組みです。利用者単価(約30万円)×稼働率+加算=売上、という正確な計算式で、現実的な売上を予測します。

STEP
支出・設備費・運転資金の見積もり

支出計画は「初期費用」と「運転資金」に分けて精緻に見積もります。初期費用は、物件取得費、内装費、備品・車両費など、開業時に一度だけかかる費用です。運転資金は、人件費、家賃、水道光熱費など、毎月発生する費用です。最も重要なのは、放デイの売上(報酬)は入金が「2ヶ月後」になる点です。そのため、開業時に最低3〜6ヶ月分の運転資金(特に人件費・家賃)を現金で確保する計画が必須です。これが「赤字撤退ゼロ」の絶対条件です。

ブロッサム

計画書で最も重要なのが「収支計画(ステップ5と6)」です。特に「加算」の理解と「運転資金(2ヶ月分のタイムラグ)」の確保が、赤字にならないための生命線です。ブロッサムは、この「お金」の計画を最も得意としています。

事業計画書の完成度を高めるための事前調査

事業計画書の説得力は「客観的なデータ」で決まります。机上の空論ではなく、足で稼いだ「事前調査」が計画の完成度を高めます。地域のニーズ(児童数)や競合、制度変更のリスクを徹底的に調べることが、融資や申請を通過する計画の土台となります。

地域の障がい児童数と競合施設の調査

まず「需要」と「供給」を把握します。需要とは、開業予定エリア(市区町村)に、支援を必要とする児童(通所受給者証の交付数)が何人いるかです。これは行政の窓口やe-Stat(政府統計)で調査可能です。次に供給として、競合となる既存の放デイ施設が何件あり、各々どのような特色(運動特化、学習特化など)を持っているかを調べます。需要が大きく供給が少なければチャンスですし、競合が多くても明確な差別化ができれば、十分に勝機はあります。

引用:e-Stat(政府統計の総合窓口)

商圏分析で「埋もれない施設」になる方法

競合調査で「埋もれない」ための戦略を立てます。これは差別化戦略です。単に「放デイ施設です」では、保護者から選ばれません。競合が「集団療育」ばかりなら、ブロッサムが得意とする「個別療育」を強みとして打ち出す。競合が「預かり」中心なら、こちらは「SST(ソーシャルスキル)」や「学習支援」を徹底する。また、立地も重要です。小学校からの距離、送迎ルートの効率、保護者が車を停めやすいか、といった観点も商圏分析には含まれます。地域の「満たされていないニーズ」を突くことが成功の鍵です。

報酬改定や制度変更のリスクチェック

収益の98%が公金であるため、国の「ルール変更」は最大のリスク要因です。障害福祉サービスの報酬は、原則3年に一度「報酬改定」が行われます。この改定で、どのようなサービスが評価され(報酬アップ)、どのような運営が評価されない(報酬ダウン)のか、その「方向性」を常にチェックする必要があります。例えば、近年は「専門職の配置」や「質の高い支援」を行う事業所がより高く評価される傾向にあります。ブロッサムでは、こうした最新の制度動向をいち早くキャッチし、運営に反映させることでリスクを回避しています。

引用:厚生労働省「障害福祉サービス等報酬改定」

ブロッサム

「データなき計画は、ただの願望」です。融資担当者も行政も、あなたの「願望」ではなく「客観的なデータ」を見ています。ブロッサムは全国の商圏データを保有しており、精度の高い調査・分析をサポートします。

融資に強い事業計画書の作り方

融資(資金調達)を成功させる計画書は、行政とは別の視点が必要です。金融機関が知りたいのは「情熱」以上に、「投下した資金が、利益を生んで、確実に返済されるか」です。そのためには、客観的な数値に基づく「収益性」と「返済計画」の明示が不可欠です。

  • 銀行が重視する収益ポイント金融機関は「収益の安定性」と「利益率の高さ」を重視します。放デイ事業は、この両面で非常に強いアピールが可能です。

    計画書では以下の点を強調します。
    • 収益の安定性
      売上の98%が公金のため「景気に左右されず、貸し倒れリスクがゼロ」であること。
    • 高い利益率
      ブロッサムモデル(定員10名)で月100万円以上も可能な「高い利益率」と、それを裏付ける「加算」の取得計画。この「安定性×高収益」の客観的な証明が融資の鍵です。
  • 損益分岐点の算出方法損益分岐点(BEP)とは、「赤字」と「黒字」の境目となる売上高(=最低限必要な利用者数)です。これを把握することは、経営の安全性を測る上で必須です。計算は、まず支出を「固定費(家賃、常勤人件費など)」と「変動費(教材費、非常勤人件費など)」に分けます。放デイの場合、変動費は少ないため、「固定費をカバーするには、月に延べ何人の利用が必要か」を計算するのが早いです。例えば固定費が月200万円、利用者単価が日額1万円なら、延べ200日の利用(例:10人×20日稼働)が損益分岐点となります。計画書にはこの分岐点を明記しましょう。
  • 初期投資と回収計画をどう見せるか融資担当者は「初期投資(開業資金)を、何年で回収できるか」を見ています。投資した資金が利益で回収される見込みが立たなければ、融資は実行されません。まず、物件取得費や改装費などの「初期投資額(借入希望額)」を明記します。次に、収支計画で算出した「月間営業利益(例:ブロッサムモデルで100万円)」を元に、投資回収期間を計算します(例:初期投資1200万円 ÷ 月間利益100万円 = 12ヶ月)。実際には稼働率が上がるまで時間がかかるため、1.5年〜2年程度での回収計画を立てるのが現実的です。「何年で投資を回収し、そこから先は安定的に利益を生み出す」というストーリーを明確に示しましょう。
ブロッサム

融資担当者は「公金98%の安定性」と「高い利益率」に魅力を感じます。ブロッサムの「月100万以上の利益実績」と「赤字撤退ゼロ」というデータは、金融機関を納得させる最強の武器になります。

開業成功のカギを握る資格スタッフの採用戦略

開業の成否は「人」で決まります。どれだけ立派な計画書や物件があっても、人員基準(特に児発管)を満たす有資格者を採用できなければ、開業できません。福祉業界は深刻な人手不足であり、給与+αの「魅力」を伝える採用戦略が不可欠です。

  • 児発管・指導員の採用で失敗しないコツ採用で失敗しないコツは、給与以外の「魅力」を打ち出すことです。有資格者は、複数の事業所から引く手あまたです。なぜ「あなたの施設」で働くのか、その理由を明確にしなくてはなりません。具体的には、
    • 福祉専門の求人媒体を活用する
    • 「個別療育に注力できる」「事務作業はICTで効率化」など、働きやすさをアピールする
    • ブロッサムのような「質の高い療育(オーダーメイド療育)」という理念に共感してもらうなどです。理念に共感したスタッフは定着率も高い傾向にあります。
  • 未経験者を育成する研修体制の作り方経験者採用が難しい以上、「未経験者・無資格者を育成する」仕組みが不可欠です。ゼロからマニュアルを作るのは困難なため、FC(フランチャイズ)の研修制度を活用するのが最も効率的です。ブロッサムでは、開業前にオーナー様とスタッフが一緒に学ぶ「開業前研修」を実施し、理念や基本動作、請求業務までを徹底的に指導します。また、開業後も定期的なSV(スーパーバイザー)の巡回指導やスキルアップ研修があり、継続的に学べる環境を提供しています。未経験者でも安心して働ける環境整備が、離職防止にも繋がります。
  • 採用難エリアでの有効なアプローチ方法応募が来ないエリアでは「待ち」の採用から「攻め」の採用への転換が必要です。ハローワークや求人媒体に掲載するだけでは、人手不足のエリアでは応募が集まらないためです。具体的には、
    • 地域の福祉・教育系専門学校に直接求人を持ち込む
    • 知人・友人を介したリファラル(紹介)採用にインセンティブを出す
    • 近隣の高齢者施設や病院のネットワークを活用するといった能動的なアプローチが有効です。ブロッサムでは、こうした本部が持つ採用チャネルやノウハウを最大限に活用し、採用難エリアのオーナー様も支援しています。
ブロッサム

採用は「理念への共感」が鍵です。ブロッサムの「オーダーメイド療育」という明確な方針は、質の高い療育をしたいと願う有資格者(児発管や指導員)に響きます。本部の採用サポートと研修体制が、オーナー様の採用活動を支えます。

ブロッサム式・赤字撤退ゼロの成功モデル

ブロッサムの強みは「赤字撤退ゼロ」という圧倒的な実績です。これは、精度の高い事業計画に加え、開業後の運営(集客・人材・請求)まで本部が伴走支援する「仕組み」が確立されているからです。全国のデータに裏打ちされた、再現性の高い成功モデルです。

  • 実績データから見える成功パターン私たちの「赤字撤退ゼロ」の実績は、具体的な成功パターンに基づいています。それは「安定性」「高収益」「加算」の3点を最大化する計画です。第一に、学習塾の10倍近い「高い客単価(約30万円)」と、売上の98%が公金という「安定性」。第二に、定員10名の施設で月商350万円、営業利益100万〜180万円という「高い収益性」。そして第三に、質の高い療育(個別支援)や手厚い人員配置が「加算」として報酬に反映される仕組みです。この3点を最大化する事業計画こそが、ブロッサムの成功パターンです。
  • 資格取得サポートと開業前研修の特徴スタッフの質が事業の質を決めます。ブロッサムでは、開業前からスタッフの質を最高水準に高める研修を提供します。最難関の「児発管採用」を、福祉専門媒体の活用ノウハウなどで強力にバックアップします。さらに、私たちの研修は「開業前」に実施するのが特徴です。オーナー様と採用したスタッフが一緒に、理念、療育プログラム(オーダーメイド療育)、日々の業務オペレーション、さらには複雑な国保連請求の仕組みまでを学びます。これにより、開業初日から全スタッフが同じ方向を向いて、質の高いサービスをスタートできる体制を整えます。
  • 開業後の運営サポート体制開業はゴールではありません。ブロッサムの真価は「開業後」のサポートにあります。専任のスーパーバイザー(SV)が定期的に巡回し、運営の課題を一緒に解決します。特に、売上に直結する「国保連請求」のミスは絶対に許されません。本部での請求チェック体制(※プランによる)を整え、売上の取りこぼしを防ぎます。さらに、スタッフの労務管理、利用者募集(Web・地域連携)の戦略、数年に一度の「行政監査(実地指導)」対策まで、本部が伴走します。この手厚いサポートこそが「赤字撤退ゼロ」の秘密です。
ブロッサム

「赤字撤退ゼロ」は、開業計画書の作成支援、開業前研修、そして開業後の運営サポート(請求業務やSV巡回)の全てが揃って初めて実現します。私たちは「開業させて終わり」ではなく「成功し続けてもらう」ためのパートナーです。

資格取得から開業までのロードマップ

開業準備は、複雑なタスクが絡み合うため、全体の流れ(ロードマップ)の把握が不可欠です。スタッフの「資格準備(採用)」、行政への「指定申請」、そして土台となる「事業計画書作成」を、正しい順序で進める必要があります。

必要資格の準備ステップ

スタッフの資格準備(=採用)は、指定申請の「前」に完了させる必要があります。スタッフの確保なくして、申請書類は提出できないからです。手順は以下の通りです。

  1. 要件確定
    自施設に必要な人員(児発管、指導員)の要件を確定させる。
  2. 募集開始
    求人媒体やハローワーク、専門学校へのアプローチで募集を開始する。
  3. 研修手配
    (児発管が研修未了の場合など)必要な研修の受講を手配・支援する。
  4. 内定
    採用を決定し、指定申請書類に添付するための「雇用契約書(または内定承諾書)」を取り交わす。

この採用活動は、物件探しと並行し、開業の半年前には開始すべき最重要タスクです。

指定申請~開業までの流れ

指定申請から開業までは、行政のスケジュールに沿って進みます。締切が厳格に定められているため、流れの理解が必須です。

  1. 事前相談
    行政窓口と事前相談を行う。
  2. 体制整備
    物件契約とスタッフ採用を完了させる。
  3. 書類提出
    開業希望月の「約2ヶ月前」の締切日までに、「指定申請書類」を提出する。
  4. 審査
    行政による書類審査と「現地調査」を受ける。
  5. 指定・開業
    「指定通知書」が交付され、指定日(翌月1日)から開業。

このタイトな流れを熟知しているかが重要です。

計画書作成を効率化するチェックリスト

抜け漏れのない事業計画書を作成するために、以下の項目をチェックリスト化しましょう。これらが揃っていれば、融資も申請もスムーズに進みます。

  • 理念・ビジョンは明確か?
  • 商圏分析(児童数、競合)のデータはあるか?
  • 児発管・指導員の人員計画は基準を満たしているか?
  • 売上計画(基本報酬+加算)の根拠は明確か?
  • 初期費用と運転資金(3〜6ヶ月分)の見積もりは万全か?
  • 損益分岐点と投資回収計画は計算されているか?

ブロッサムでは、これら全てを網羅した精度の高い計画書フォーマットを提供し、作成を支援しています。

ブロッサム

開業ロードマップで最も重要なのは「児発管の採用」と「物件契約」と「申請締切」のタイミングを合わせることです。一つでもズレると、開業が数ヶ月遅れることも。ブロッサムの「加盟金0円」プランなら、初期費用を抑えつつ、この複雑な工程管理もプロに任せられます。

まとめ:事業計画書と資格準備が成功店のスタートライン

放デイ開業の成功は、開業前の「準備」で9割決まります。その準備とは、融資と運営の羅針盤となる「事業計画書」と、サービスの核となる「有資格スタッフ(特に児発管)の確保」です。この2つが揃って、初めてスタートラインに立てます。

成功するために最低限押さえるポイント

成功のために最低限押さえるべきは、「計画」「人材」「現金」の3点です。これら3つが揃わなければ、安定経営は実現しません。

  1. 計画
    地域の需要と競合を分析した、現実的な「事業計画書」を作成すること。
  2. 人材
    指定申請の前提条件である「児童発達支援管理責任者(児発管)」を、何としても採用すること。
  3. 現金
    売上入金が2ヶ月後になるため、初期費用とは別に「3〜6ヶ月分の運転資金(現金)」を確保すること。

この3点をクリアすることが、赤字にならないための絶対条件です。

不安がある場合は専門家に相談するのが最短ルート

ここまで読まれて、「自分一人では難しそうだ」と感じられたかもしれません。それこそが成功への第一歩です。放デイ開業は、福祉・経営・法務・採用と、求められる知識が広範すぎます。未経験者がゼロから挑戦し、失敗するリスクを負うよりも、実績ある専門家の支援を活用するのが最も賢明な選択です。ブロッサムグループは「赤字撤退ゼロ」の実績を持つ専門家集団です。事業計画書の作成から融資、採用まで、不安な点はぜひ無料相談で私たちにお聞かせください。

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この記事を書いた人

ブロッサムグループ株式会社メディア&SNS戦略事業部は、社会貢献性が高く、注目を集める福祉事業。なかでも「ブロッサムジュニア」は、発達に特性のある子供を対象に、0~6歳向けの「児童発達支援」と、7~18歳向けの「放課後等デイサービス」の専門情報を発信するブログと公式SNSを運営。市場動向や成功事例、資金計画のコツをわかりやすく届け、オーナー候補の信頼を育むとともに、SEOとデータ分析でリード獲得を最大化。さらに、コンテンツマーケティングと動画施策でブランド価値を高め、コミュニティ形成を支援します。

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