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放課後等デイサービスの開業で失敗しない秘訣|赤字撤退ゼロのブロッサムが教える経営安定の原則

監修者

ブロッサムグループ株式会社
代表取締役 福留 忠義

ブロッサムグループ株式会社(ブロッサムジュニア)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める福留 忠義氏。
飲食・営業畑で培った店舗運営と人材育成の経験を活かし、2018年に「ブロッサムジュニア」を立ち上げる。2019年に本格的にフランチャイズ展開を開始。
わずか6年で全国70事業所以上に拡大した成長、「不採算撤退ゼロ」を達成。
2025年6月現在、全国に76 事業所を展開しており、3ヶ年で100事業所増へ拡大することを目指す。
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「放課後等デイサービスは失敗しやすい」という声を聞き、開業に不安を感じていませんか。確かに撤退する事業所もありますが、その原因は明確です。本記事では、赤字撤退ゼロを誇るブロッサムグループが、失敗の典型パターンと、安定経営を実現する「成功の原則」を徹底解説します。

目次

放課後等デイサービスは「失敗しやすい」と言われる理由

放課後等デイサービス(放デイ)が「失敗しやすい」と言われるのには理由があります。しかし、その多くは業界の誤解から生じています。国の制度に支えられた、本質的には「つぶれにくい」ビジネスモデルであることをまず理解しましょう。

なぜ閉業する事業所があるのか

閉業する事業所の最大の理由は、経営難より「法令違反」による指定取り消しです。この事業は収益の約98%が公金(給付費)で賄われるため、ルール遵守が絶対条件です。例えば、必要な人員(児童発達支援管理責任者など)がいないのに運営を続け、不正請求とみなされるケースが後を絶ちません。厚生労働省の報告でも、指導・監査による指定取り消しの多くは、人員基準違反や不正請求です。つまり「儲からない」のではなく「法令を軽視した運営」が、撤退の真の原因なのです。

引用:厚生労働省「障害福祉サービス事業所等の指導・監査について」

業界の誤解と実際の現状

「事業所が増えすぎて飽和している」というのは、最も多い誤解です。問題は「量」ではなく「質」であり、保護者が求める質の高いサービスを提供できれば、今もニーズは非常に高いです。

【放デイ業界の誤解と実際】

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よくある誤解実際の現状(ブロッサムの見解)
「事業所が飽和して儲からない」「質の低い施設が淘汰され、質の高い療育(オーダーメイド療育など)へのニーズはむしろ高まっている」
「利用者の自己負担が多く集客が大変」「利用者の自己負担は原則1割(月4,600円など)で、残りは公金のため、サービス内容が良ければ安定する」
「どこも同じサービスで差別化が困難」「個別療育と集団療育を組み合わせるなど、オーダーメイドの支援計画を提供できる施設は不足しており、大きな強みになる」

国の制度上「つぶれにくいビジネス」である理由

この事業が本質的に「つぶれにくい」理由は、収益の大部分が国からの報酬(公金)で保証されているからです。売上の約98%が公金であり、利用者の自己負担(月4,600円など)に依存しません。これは、放デイが子ども達にとって不可欠な「社会インフラ」と位置付けられているためです。行政は、事業が立ち行かなくなるような報酬体系にはしません。事実、学習塾と比較しても、客単価や安定性は群を抜いています。

【ビジネスモデル比較:放デイ vs 学習塾】

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比較項目放課後等デイサービス(ブロッサムモデル)一般的な学習塾(例)
主な収益源国からの給付費(売上の約98%)利用者からの月謝
収益の安定性非常に安定(社会インフラ)景気や口コミに左右されやすい
客単価(月)約30万円前後(※利用者1名あたり)約3万円前後
利益率(例)高い(月100万~180万の利益実績)業態による(競争が激しい)
ブロッサム

この事業は「公金」で成り立っています。そのため「ルールを守りさえすれば」非常に安定します。ブロッサムグループが「赤字撤退ゼロ」を継続できているのは、この大原則を徹底しているからです。安易な儲け話に惑わされず、法令遵守を第一に考えることが成功の最低条件です。

開業で失敗してしまう5つの典型パターン

開業で失敗する事業所には、共通する典型的なパターンがあります。その多くは、準備段階の「見通しの甘さ」に起因します。失敗パターンは以下の5つです。

  1. 利用児童の確保ができない
  2. 人材が集まらず現場が回らない
  3. 法令理解不足で行政対応に追われる
  4. 施設運営の方向性があいまい
  5. フランチャイズ選びを誤る

利用児童の確保ができない

開業でつまずく最大の原因は「集客」です。利用児童が確保できなければ、当然収益はゼロです。放課後等デイサービスの集客は、Web広告やポータルサイト掲載だけでは不十分です。最も重要なのは、利用者の支援計画を作成する「相談支援事業所」や、地域の学校・保育園、行政窓口との連携です。これらの機関から「あそこなら安心して紹介できる」という信頼を得るための、地道な営業活動が不可欠となります。開業準備の忙しさにかまけて、この「地域連携」という泥臭い営業活動を怠った事業所が、集客失敗に陥るのです。

人材が集まらず現場が回らない

専門人材の不足、特に「児童発達支援管理責任者(児発管)」の採用失敗は、致命的なパターンです。児発管は配置が必須の専門職であり、この人材が確保できなければ開業の指定申請すらできません。また、開業後に児発管や指導員が退職し、人員基準を満たせなくなる(人員欠如)ケースも多発しています。人員欠如は即、報酬の大幅減算や指定取り消しリスクに繋がります。求人ノウハウの不足、あるいはスタッフが定着しない劣悪な職場環境が、現場崩壊と経営失敗を招きます。

法令理解不足で行政対応に追われる

悪意はなくても、法令の理解不足が経営を揺るがす失敗に繋がります。放課後等デイサービスは公金で運営されるため、行政による「実地指導(監査)」が定期的に行われます。その際、例えば「個別支援計画書」の不備や、日々の「サービス提供記録」の管理不足、人員配置の不備などが発覚すると、指導対象となります。最悪の場合、意図せずとも「不正請求」とみなされ、報酬の返還(返金)や指定取り消し処分を受ける可能性もあります。ルールの複雑さを軽視し、勉強を怠ることが大きなリスクとなるのです。

引用:各都道府県・政令指定都市の「実地指導(監査)資料」

施設運営の方向性があいまい

「何を強みとする施設なのか」という運営方針の欠如も、失敗パターンです。現在、保護者は「預かり」機能だけでなく、子どもの課題を解決する「専門的な療育」を求めています。「運動療育特化型」「学習支援特化型」など、明確な特色がなければ、他の事業所との差別化ができず、選んでもらえません。また、理念があいまいだとスタッフの指導方針も統一できず、サービスの質が低下します。結果として利用者の満足度が下がり、集客も難しくなるという悪循環に陥ってしまうのです。

フランチャイズ選びを誤る

ノウハウ不足を補うはずのフランチャイズ(FC)選びの失敗も、典型的なパターンです。FC本部は玉石混交であり、中には加盟金を集めることだけが目的で、開業後のサポート(SV)が手薄な本部も存在します。特に「集客ノウハウ」「人材採用支援」「実地指導(監査)対策」は、経営の根幹です。これらのサポート体制が整っていない本部に加盟すると、高いロイヤリティを払いながらも、個人開業と同じ苦労を背負うことになります。「赤字撤退の実績」など、本部の運営力をシビアに見極める必要があります。

ブロッサム

これら5つの失敗は、すべて「準備と知識の不足」から生じます。ブロッサムグループが「赤字撤退ゼロ」なのは、これら全てを「仕組み」で解決しているからです。特に集客(地域連携)と人材採用は、本部の強力なノウハウがなければ未経験者には困難です。一人で抱え込まないことが、失敗しない第一歩です。

放課後等デイサービスで成功する事業者の共通点

失敗する事業所がある一方、地域から絶大な信頼を得て、安定経営を続ける事業所も多数あります。成功する事業者には、以下の5つの明確な共通点があります。

  • 地域ニーズを把握した商圏調査を徹底している
  • 子ども一人ひとりに合わせたオーダーメイド療育を提供
  • 職員のケアと教育体制を重視
  • 行政ルールや加算制度を正しく理解して運用
  • 継続的な営業・広報で地域から信頼を得ている

地域ニーズを把握した商圏調査を徹底している

成功する事業者は、感覚ではなくデータに基づき開業地を選定しています。具体的には、地域の「児童発達支援センター」や行政窓口へのヒアリング、近隣の学校(特別支援学級の数など)を調査し、「この地域には、どのような特性の子どもが何人いて、どのような支援が不足しているか」を徹底的に分析します。この商圏調査に基づき、「運動療育特化型」「個別療育重視型」など、地域のニーズに合致したサービスの「特色」を明確に打ち出しています。だからこそ、競合が多くても「待っていました」と保護者に選ばれるのです。

子ども一人ひとりに合わせたオーダーメイド療育を提供

継続的に選ばれる施設は、サービスの「質」で差別化しています。その中核が、子ども一人ひとりの特性や課題に合わせた「オーダーメイド療育」です。成功している事業者は、保護者との面談を通じて困り事や希望を深くヒアリングし、それに基づいた「個別支援計画」を丁寧に作成します。例えば、ブロッサムグループでは「個別療育」と「集団療育」を効果的に組み合わせ、その子の成長に必要なトレーニングを提供します。この「うちの子をしっかり見てくれる」という安心感が、高い利用者満足度と継続利用に繋がるのです。

職員のケアと教育体制を重視

成功事業者は「サービスの質=職員の質」であることを理解しており、人材への投資を惜しみません。具体的には、最低人員基準以上のスタッフを配置し、一人ひとりの業務負担を軽減しています。これにより、職員が子どもと向き合う時間を確保し、疲弊による離職を防ぎます。また、定期的な研修制度を設け、療育のスキルアップを組織的に支援します。職員が安心して長く働ける環境を整えること(職員満足度の向上)が、結果として保護者への高いサービス提供に繋がることを知っているのです。

行政ルールや加算制度を正しく理解して運用

安定経営には、法令遵守と「加算制度」の正しい理解が不可欠です。放デイの報酬体系は、基本報酬に加え、専門性の高い支援や手厚い体制を整えることで報酬が上乗せされる「加算」で成り立っています。例えば、専門職を配置する「専門的支援加算」や、児童の送迎を行う「送迎加算」などです。成功事業者はこれらの加算要件を正確に理解し、質の高いサービス提供(=加算の取得)と、経営の安定(=収益向上)を両立させています。ルールを守る「守り」と、加算を取る「攻め」の両方を実践しているのです。

引用:こども家庭庁「障害児通所支援等報酬・基準」

継続的な営業・広報で地域から信頼を得ている

成功事業者は、定員が満たされた後も「営業・広報活動」を継続します。なぜなら、利用者は卒業や転居で必ず入れ替わるからです。具体的には、中核機関である「相談支援事業所」へ定期的に訪問し、施設の近況や空き枠情報を共有する関係構築を続けます。また、保護者向けにInstagramなどのSNSで日々の療育の様子を発信し、施設の「見える化」に努めます。こうした地道な情報発信と地域連携の積み重ねが、「〇〇(地域名)で放デイを探すなら、まずはあの施設」というブランドと信頼を築き上げ、安定経営に繋がります。

ブロッサム

成功の共通点は、すべて「当たり前のことを、高いレベルで継続する」ことです。ブロッサムグループでは、これら5つの要素(商圏調査、オーダーメイド療育、人材教育、加算活用、集客戦略)を全てパッケージ化し、未経験オーナーでも実践できるよう支援しています。

開業前に知っておきたい「失敗を防ぐ3つの準備」

失敗パターンを避け、成功する事業者の共通点を学ぶ。その上で、開業前に最低限準備すべき「3つのこと」があります。これらは事業計画の根幹であり、ここの精度が事業の成否を分けます。

  • 開業前の資金・人員計画を具体化する
  • 加算制度や報酬体系を理解して収益シミュレーションを行う
  • 行政手続きや指定申請の流れを正しく把握する

開業前の資金・人員計画を具体化する

最も重要な準備は、精度の高い「資金計画」と「人員計画」です。特に「運転資金」の確保は死活問題です。放デイの報酬はサービス提供から入金まで約2ヶ月かかります。つまり、開業後2ヶ月間は売上ゼロで人件費や家賃を払い続けなくてはなりません。この間の運転資金(最低3ヶ月分、理想は6ヶ月分)を確保せず開業するのは無謀です。また、最難関である「児童発達支援管理責任者」の採用目処が立つ前に物件を契約するのも、典型的な失敗パターンです。「人」と「金」の計画を具体化することが第一です。

加算制度や報酬体系を理解して収益シミュレーションを行う

失敗しないためには、事業の収益構造を正確に理解する必要があります。「定員10名だから月商350万円」といった大雑把な計算では危険です。売上は「(基本報酬+各種加算)× 利用日数」で決まります。開業前から「送迎加算は取るか」「専門的支援加算(質の高い支援への加算)を取得する体制を組むか」を決め、それに基づいた収益シミュレーションを行うべきです。稼働率が何%になれば黒字化するのか(損益分岐点)を把握し、現実的な収支計画を立てることが、安定経営の土台となります。

行政手続きや指定申請の流れを正しく把握する

指定申請のプロセスを正確に把握することも、失敗を防ぐ重要な準備です。放デイの開業には、都道府県や市町村の「指定」を受ける必要がありますが、この申請手続きは非常に複雑です。自治体ごとに独自のローカルルールが定められており、「申請締切日は開業希望月の2ヶ月前」「物件契約前に図面を持って事前協議必須」など、スケジュールが厳格です。これらの流れを把握せず進めると、書類の不備で開業が数ヶ月遅れることも。開業が遅れれば、その間の家賃や人件費(固定費)がそのまま赤字となります。

ブロッサム

これら3つの準備は、いわば「事業の設計図」です。設計図が甘ければ、事業は必ず失敗します。ブロッサムグループでは、過去の豊富な開業データを基に、極めて精度の高い「収益シミュレーション」と「開業スケジュール」をご提示します。この設計図の精度こそが、私たちの強みです。

経営を安定させるための運営ノウハウ

開業はゴールではなくスタートです。経営を安定させ、地域から長く愛される事業所であり続けるためには、日々の「運営ノウハウ」が欠かせません。重要なのは「職員」「保護者」「サービスの質」という3つの視点です。

職員が長く働ける環境づくり

経営安定の最大の鍵は「職員の定着率」です。サービスの質は、現場の職員が支えています。職員が次々と辞める施設では、療育の質が安定せず、保護者からの信頼も失います。経営者は、職員が長く働ける環境づくりに全力を注ぐべきです。具体的には、適切な業務分担による残業の削減、定期的な面談によるメンタルケア、スキルアップを支援する研修制度の導入などです。給与だけでなく「働きがい」と「安心感」を提供することが、人材の定着と経営の安定に直結します。

保護者との信頼関係を深めるコミュニケーション

保護者との信頼関係構築は、安定運営の生命線です。保護者は「施設で自分の子どもがどう過ごしているか」「どんな成長があったか」を常に知りたいと思っています。毎日の送迎時の簡単な声かけはもちろん、連絡帳やSNS、アプリなどを活用し、その日の療育内容や「こんなことができるようになりました」というポジティブなフィードバックを具体的に伝えることが重要です。また、定期的な面談を通じて家庭での様子も共有し、支援計画に反映させる「二人三脚」の姿勢が、深い信頼関係と長期的な利用に繋がります。

定期的な運営改善とスタッフ研修の実施

安定経営を実現する事業所は、常に「運営の改善」を続けています。国の報酬改定は3年ごとに行われ、求められるサービスも変化するため、現状維持は衰退を意味します。日々のミーティングで「もっと効率的な送迎ルートはないか」「この療育プログラムは本当に効果的か」といった小さな改善を積み重ねることが重要です。また、職員のスキルアップのための研修(新しい療育手法、コンプライアンス研修など)を定期的に実施し、組織全体のサービス品質を向上させる努力を怠らないことが、長期的な安定に繋がります。

ブロッサム

これら3つの運営ノウハウは、開業後に必ず直面する課題です。ブロッサムグループでは、開業後も専属のスーパーバイザー(SV)が定期的に訪問し、これらの課題(労務管理、保護者対応、研修)を一緒に解決していきます。開業させて終わり、ではない「伴走支援」こそが安定経営の秘訣です。

放課後等デイサービスの成功モデル|ブロッサムグループの取り組み

私たちブロッサムグループは、フランチャイズ展開において「赤字撤退ゼロ」という実績を継続しています。これは、未経験のオーナー様でも成功できるよう、事業の「社会的意義」と「安定性」を両立させる独自のビジネスモデルを構築しているからです。

「赤字撤退ゼロ」を実現する仕組みとは

私たちが「赤字撤退ゼロ」を実現できるのは、精神論ではなく「仕組み」で経営を支えているからです。この事業は、国のルールに沿って運営すれば、収益の98%が公金で支払われる安定した構造です。私たちは、失敗パターン(集客難・人材難・法令違反)を徹底的に排除する仕組みを提供します。例えば、福祉・教育専門媒体を活用した採用ノウハウの提供、開業前から行政や相談支援事業所と連携する営業サポートなど、オーナー様が本業である「療育の質」に集中できる環境を整えます。これが、赤字撤退ゼロの理由です。

独自の研修・サポート体制で未経験でも安心

加盟オーナー様の多くは福祉業界未経験者です。それでも成功できるのは、独自の研修とサポート体制があるからです。開業前には、制度の基礎知識、法令遵守、ブロッサム式療育のノウハウまでを座学と実地で学びます。さらに重要なのが開業後の「伴走支援」です。専属のスーパーバイザー(SV)が定期的に施設を訪問し、現場の課題(スタッフ育成、保護者対応、集客状況)を一緒に解決します。実地指導(監査)の対策も万全です。未経験者の不安を「人」と「仕組み」で徹底的にサポートします。

事業の“社会的意義”と“安定性”を両立するビジネスモデル

私たちが提案するのは、事業の「社会的意義」と「安定収益」を両立させるモデルです。国の制度は「子ども達に良いことをすれば、それがお金になって戻ってくる(加算)」ように設計されています。私たちは、最低基準以上の手厚い人員配置をスタンダードとし、子ども一人ひとりの特性に合わせた「オーダーメイド療育」を提供します。この高いサービス品質が、保護者の信頼を得ると同時に、専門的支援加算などの「加算」取得に繋がり、高い利益率を実現します。社会貢献がそのまま収益に繋がる、理想的なビジネスです。

ブロッサム

FC本部は「パートナー」です。加盟金やロイヤリティの安さだけで選ぶのは危険です。その本部が「本当に現場を理解しているか」「赤字撤退などのネガティブな情報も含め、誠実に対応してくれるか」を見極めてください。ブロッサムは、Aプラン(加盟金0円)とBプラン(低ロイヤリティ)を用意し、オーナー様の状況に合わせた選択を可能にしています。

開業を成功に導くステップ

ここまで解説した「失敗しない秘訣」を、開業前後の具体的なステップとしてまとめます。成功する事業者は、これらのステップを確実に行動に移しています。ご自身の状況と照らし合わせながら、最終確認としてご活用ください。

【開業成功への5ステップ】

STEP
商圏調査

「その地域にどれくらい支援を必要とする児童がいるか」「競合となる事業所はどんな特色か」を分析し、事業の方向性を決めます。

STEP
人材確保

最優先で「事業の核となり、指定申請にも必須である「児発管(児童発達支援管理責任者)」を最優先で採用・確保します。児発管」を採用

STEP
行政申請

物件が基準を満たしているかを行政と「事前協議」し、膨大で複雑な指定申請書類の準備を行います。

STEP
開業準備

金融機関からの資金調達、物件の契約、内装工事、送迎車や療育備品の購入など、ハード面を整えます。

STEP
集客戦略

開業と同時にスタートできるよう、申請準備と並行して、利用児童を紹介いただく「相談支援事業所」への営業活動を開始します。

商圏調査 → 人材確保 → 行政申請 → 開業準備 → 集客戦略

成功へのプロセスは、5つのステップが連動しています。まず「商圏調査」で地域のニーズを掴み、それに応じた施設の特色を決めます。次に、最難関の「人材確保(特に児発管)」に着手します。人・物・金が固まったら「行政申請」へ。その間、内装や備品を整える「開業準備」と並行し、最も重要な「集客戦略(相談支援事業所への営業)」を開始します。これら5つを、正しい順序とタイミングで実行することが成功の鍵です。

【開業前 最終チェックリスト】

  • 児童発達支援管理責任者(児発管)の採用目処は立ったか?
  • 物件は行政(福祉課・建築指導課)の事前協議をクリアしたか?
  • 運転資金(最低3ヶ月分)を含む資金調達は完了したか?
  • 相談支援事業所への挨拶回りのリストと計画は作成したか?
  • 損益分岐点(稼働率何%で黒字か)を把握しているか?

開業後3ヶ月でやるべきこと

開業後、特に最初の3ヶ月間は、経営を軌道に乗せるための正念場です。この時期はまだ報酬が入金されず、資金的には最も苦しいですが、やるべきことは明確です。

【開業後3ヶ月のTODOリスト】

  • 集客活動の徹底
    相談支援事業所、学校、行政への定期訪問を継続し、稼働率を一日も早く引き上げます。
  • 現場オペレーションの確立
    スタッフの役割分担、送迎ルートの最適化、日々の記録業務などをルーティン化し、サービス品質を安定させます。
  • 保護者との信頼構築
    連絡帳や面談を通じて、初期の利用者(保護者)の不安を解消し、徹底的に満足度を高めます。

      継続的に見直すべき運営指標

      経営者として、継続的に以下の運営指標(KPI)をチェックする習慣が重要です。感覚ではなく「数字」で運営状況を把握し、問題が小さいうちに対処します。

      【重要運営指標リスト】

      • 稼働率(定員充足率)最も重要な経営指標。目標値を下回っていないか。
      • 収益性(加算取得率)取得できる加算を漏れなく取得できているか。損益分岐点。
      • 人材(離職率)スタッフの定着率は安定しているか。残業時間は増えていないか。
      • 集客(新規問合せ数)相談支援事業所からの紹介は継続的にあるか。
      ブロッサム

      これらのチェックリストやTODOは、いわば「経営の地図」です。ブロッサムグループのSVは、この地図をオーナー様と共有し、毎月の稼働率や収益状況を一緒に確認します。「今、何が課題か」「次に何をすべきか」を明確にしながら伴走しますので、数字が苦手な方でも安心です。

      まとめ|正しい知識と支援で「失敗しない開業」を実現しよう

      放課後等デイサービスの開業は、「失敗しやすい」のではなく、「失敗するパターン」が決まっています。公金ビジネスのルールを正しく理解し、質の高い療育を提供し、地域との連携を怠らなければ、これほど社会貢献と安定経営を両立できる事業はありません。私たちブロッサムグループは、「赤字撤退ゼロ」の実績で、その成功を全力で支援します。

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      この記事を書いた人

      ブロッサムグループ株式会社メディア&SNS戦略事業部は、社会貢献性が高く、注目を集める福祉事業。なかでも「ブロッサムジュニア」は、発達に特性のある子供を対象に、0~6歳向けの「児童発達支援」と、7~18歳向けの「放課後等デイサービス」の専門情報を発信するブログと公式SNSを運営。市場動向や成功事例、資金計画のコツをわかりやすく届け、オーナー候補の信頼を育むとともに、SEOとデータ分析でリード獲得を最大化。さらに、コンテンツマーケティングと動画施策でブランド価値を高め、コミュニティ形成を支援します。

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